以前のバージョンのDTAに精通している場合は、DTAバージョン2の主な変更点について学習するために、このセクションを使用してください。レスポンシブ性とアクセシビリティを中心にしたバージョン2の機能により、DTAのユーザーインタフェースが大幅に改善されました。より優れたユーザーエクスペリエンスを提供、幅広いユーザーに対応できるようになりました。
この機能は、DTAバージョン1のブロードキャスト通知機能の要素と、外部アプリケーションが通知をDTAにプッシュできるようにする新しい拡張を組み合わせて、単一の「通知センター」パネルにまとめます。重要な情報を1か所に表示することで、即座の対応を必要とするタスクに対応し、より効率的に作業できます。パネルでは、以下を行うことができます:
「ブロードキャスト通知を表示」、「エージェントへメッセージをブロードキャスト」(スーパーバイザーのみ)、「エージェントからのアラートメッセージに返信」(スーパーバイザーのみ)も参照してください。
connect stormエージェントは、緊急アラートをエージェントグループに対して、映像と音声ですばやくブロードキャストすることができます。緊急アラートは、グループ内のエージェントが、急速に変化する、生命にとって極限的な脅威となる出来事に迅速に対応する必要がある状況を想定しています。
「緊急アラートの送信および返信」も参照してください。
この機能を使用すると、connect stormエージェントは、顧客対応中に問題が発生した場合に、スーパーバイザーに即時のサポートまたは対応を要請できます。エージェントは、顧客対応中に困難な状況になった場合に、またはストレスや体調不良がエージェントの対応能力に影響を及ぼすと感じた場合にスーパーバイザーにサポートを要請できるので便利です。
「アラートメッセージをスーパーバイザーに送信」も参照してください。
4者間会議通話機能の利用例として、通話中にお客様のお問い合わせを理解するための通訳者と専門家を、お客様との会話に追加したい場合などに便利です。お客様、通訳者、および専門家が問題についてお話されてる時に、エージェントは会議通話から退出することができます。後で会議通話に再度参加し、会議通話を終了させることもできます。
新規「会議通話」パネルを使用すると、会議通話とその個々の参加者を簡単に管理できます。以下を行うことができます:
「3者ないし4者間会議通話を開催」を参照してください。
コブラウジング(画面同期)機能を使用すると、音声・ウェブチャット対応中に、お客様との画面を同期させ、お客様がデバイス上で閲覧しているページを遠隔操作することができます。コブラウジング技術は、従来の画面共有より優れているツールです。DTAの「Cobrowse」パネルから、お客様が共有しているウェブページに対して、場所を示したり、強調表示をしたり、書き込みができます。複雑な操作をリアルタイムで案内することができるので、問題解決時間を短縮できます。その結果、ファイルをリンクで共有する手間を削減できます。
コブラウジングセッションを開始する時は、まず、お客様に「Cobrowse」ボタンをクリックしていただき、生成された6桁のコードを共有するようにご依頼ください。DTAの「Cobrowse」パネルにこのコードを入力してください。お客様側にコブラウズセッション開始確認を求めるメッセージが表示されます。セッションが開始されると、お客様が共有するウェブページがDTAの「Cobrowse」パネルに表示されます。ページを遠隔操作できるようになります。
コブラウズ機能を使用するには、Content Guru社によるコブラウズアカウントの設定が必要です。「Cobrowse」ボタンが設定されているウェブページは、ウェブサイト管理者が設定してください。
「コブラウズセッションでお客様に対応」も参照してください。
DTAバージョン2では、ユーザーインタフェース要素はアプリケーションウィンドウのサイズに合わせてレイアウトを調整します。DTAバージョン2のメインアプリケーション画面をワイドウィンドウ表示すると以下のようになります:
ウィンドウ幅を縮小すると、機能を損なうことなく、レイアウトが以下のように更新されます。
これにより、タブレットや小型のノートPC画面などの、より小さいシングルスクリーンデバイスを使用するユーザーが、デスクトップ領域でDTAを実行することも可能にします。100%ズームレベルで画面の最小の幅は320ピクセルまでサポートされています。
「レスポンシブな動作」も参照してください。
DTAバージョン2はWeb Content Accessibility Guidelines (WCAG) v2.1 Level AAに準拠しています。外部機関により6月ごとに更新審査が行われます。
項目 |
バージョン1 |
バージョン2 |
キーボード |
キーボード操作の対応は不完全 |
完全にキーボード操作に対応 |
スクリーンリーダーに対応 |
いいえ |
はい |
ズームレベルとテキストサイズ |
画面の倍率を上げて表示したり、テキストサイズを大きくする場合に機能喪失 |
ズームレベル:機能を損なうことなく、最大400%まで倍率を上げることができます。これは、100%ズームレベルで画面の最小幅が320ピクセルです。ブラウザウィンドウ幅を1280実ピクセル(画面の最小幅320の4倍)に表示可能です。 テキストを最大200%の高倍率で表示。 |
コントラスト比 |
最低限はありません |
隣接するユーザーインタフェースの要素間の最低限は3:1です。 |
ハイライト表示 |
フォーカスされているコントロール機能は、一部のユーザーインタフェース要素に対してのみ使用可能です。 |
フォーカスされているコントロールは、下の図に示すように青い線で囲まれて表示されます。全てのユーザーインタフェース要素に対して使用可能です。 |
プレゼンスステータス |
カラーのみを使用して伝える |
カラーとシンボルを使用して伝える |
「アクセシビリティ機能」も参照してください。
多くのパネルには、「ヘルプ」ボタン があり、そこから直接そのパネルのヘルプトピックに移動できます。そこから、そのパネルに関連付けられている手順トピックに簡単に移動できます。
DTAバージョン2では、ワークスペース内のパネルの配置を変更することができます。バージョン1では不可能です。
「ワークスペース内のパネルの配置を変更」も参照してください。
このセクションでは、バージョン2のDTAユーザーインタフェース要素の主な変更について説明します。
項目 |
バージョン1 |
バージョン2 |
選択可能なプレゼンスステータスとほとんどの機能のボタン。 |
選択可能なプレゼンスステータスを使用できます。 サポートされているすべての機能は、新しいツールバーから起動します。 |
|
画面の右側にあるツールバーを使用し、Web iPathやチャットなどのインタラクションツールにアクセスできます。 |
すべてのインタラクションツールは、新しいツールバーから起動します。 水平スクロールバーのないスリムなパネルを再設計しました。すべての機能がパネルで使用できるようになりました(完了コードの選択など)。 |
|
サポートされていません。 |
すべての対応中インタラクションが1つのパネルに一覧表示されます。 |
|
通話保留や通話転送などの機能は、メインタイトルバーの下にある通話パネルバーで実行します。 |
通話バーなし。コール情報は、「インタラクション」パネルに表示されます。通話機能は、ワークスペースの新しい「通信方法」パネルで実行します。 |
以下は、DTAバージョン1のメインタイトルバーで、ほとんどのDTA機能にアクセスするためのボタンが表示されています。
以下は、DTAバージョン2のメインタイトルバーです。
バージョン1のタイトルバーの左側にある「検索」フィールドは、電話番号の入力、連絡先の検索、およびアウトバウンドコールの実行に使用されました。
DTAバージョン2では:
DTAバージョン1のメインタイトルバーにあるボタンによって提供された主な機能は、バージョン2の新しいツールバーから起動されるようになりました。
バージョン1ボタン |
目的 |
バージョン2 |
|
組織の連絡先リストを表示します。 |
連絡先リストは、新しい「通信方法」パネル -「連絡先」タブに表示されます。 |
|
会話の履歴を表示します。 |
会話履歴は、新しい「通信方法」パネル -「履歴」タブに表示されます。 「自分のインタラクション履歴を表示」も参照してください。 |
![]() |
自分のボイスメールメッセージを表示します。 |
自分のボイスメールメッセージは、新しい「ボイスメール」パネルに表示されます。 「自分のボイスメールメッセージを聞く」も参照してください。 |
![]() |
その他の機能にアクセス、DTA設定を変更、およびDTAオンラインヘルプを表示します。 |
すべての機能、DTA設定、およびオンラインヘルプへは、新しいツールバーからアクセスできます。 |
![]() |
スイッチボードキューをモニタします。 |
connect storm SWITCHBOARDのすべての機能に新しいツールバーからアクセスできるようになりました。 |
![]() |
PSTNデバイスをDTAとペア、あるいはDTA Web iPathから発信します。 |
PSTNペアリングおよびDTA Web iPathコールは、新しい「通信方法」パネル -「電話」タブで実行されます。 「PSTNデバイスユーザー」および「発信」も参照してください。 |
DTAバージョン1の以下のスクリーンショットは、Web iPath、チャット、およびその他の「インタラクション」パネルを起動するためのツールバーが画面の右側にあります。
DTAバージョン2では、すべての機能が画面の左側のツールバーから起動されます。キーパッドが新しい「通信方法」パネルに自動的に表示されるため、Web iPathユーザーはボタンを使用して起動する必要がなくなりました。ツールバーのボタンの配置を変更できます。
通話の情報を隣接するパネルにポップアウトできるようになりました:
完了コードは、ダイアログの代わりに「後処理」パネルで選択できるようになりました:
新しい「インタラクション」パネルでは、対応中インタラクションのすべてを表示できます。
DTAバージョン1の以下のスクリーンショットは、通話中に表示される通話パネルを示しています。パネルには、通話の詳細と、通話を処理するボタンが表示されます。
DTAバージョン2では、インタラクションの詳細は新しい「インタラクション」パネルに表示されます:
通話機能は、「通信方法」パネルの「電話」タブからアクセスできます。
レコーディングをプレイバック
通話録音の再生機能は、改善された録音再生制御によって、一時停止と再開、録音の任意の時点から再生を開始する機能に対応できるようになりました。
DTAバージョン2は、アドレスバー、ツールバー、ブラウザタブを使用せずにデスクトップアプリケーションとして実行できます。100%ズームレベルで画面最小の幅320ピクセルで実行している場合は、ウィンドウを画面の左または右に付け、他のアプリケーションを使用するようにデスクトップを解放できます。
「DTAをスリムモードで使用」も参照してください。